不動産を受け継ぐ前には、税金や維持費がどれぐらい発生するのか事前知識も必要です。不動産は価値のある財産ですが、維持するにも費用が発生しますし、もっている限りは固定資産税などの税金も毎年発生します。受け継いだものの、管理が大変だと感じている人や活用方法がなくて困っている人もいるのではないでしょうか。
そんな場合は不動産相続の相談窓口の利用も考えていきたいところです。ここでは、不動産相続の相談窓口を選ぶポイントや相談にかかる費用などについて書いていきます。
相続でのトラブルを避けるためには
土地や建物などの不動産を相続するときは、何かトラブルが発生しやすいので、税金や法律に関する事前知識は身につけておきたいものです。知識が乏しいままで手続きを進めていくと、親族間でトラブルが発生することも考えられますし、税金の面で損をしてしまう可能性もあります。
不動産相続を円満に進めていくためには、不動産相続の相談窓口を活用することもおすすめです。相談窓口を選ぶポイントでは、目的に応じたところを選ぶということがあげられます。まず、相続でもめごとが発生しているのであれば、法律の専門家である弁護士のサポートを利用してみましょう。
他の相談窓口に比べて費用は高めになりますが、法律に関したトラブルの解決に役立ってくれます。相続税や税金に関する悩みがあるときは、税金の専門家である税理士が向いています。
さらに、相続登記や名義変更などのお悩みなら、司法書士がおすすめです。書類の作成など部分的にサポートしてほしい場合は、行政書士に相談してみましょう。
相談したい内容に相談する先も変わる
不動産相続の相談窓口もいくつかありますが、相談したい事柄によって選ぶ事務所は変わってきます。それゆえ、税理士・弁護士・司法書士など複数の専門家に依頼しなくてはならないケースもあります。そうなると、打ち合わせなども時間がかかりますし、多くの専門家に依頼すればそれだけ多くの費用も発生することになります。
不動産相続の相談窓口の中には、ワンストップで対応してくれるところもあります。これなら、一か所で様々な悩みを相談できるので、打ち合わせや相談などの手間も大きく減らすことができます。それから、弁護士や税理士もそれぞれ得意とする分野は違います。
選ぶポイントとしては、相続問題に詳しいこと解決実績が豊富であることがあげられます。依頼する前には各事務所の特徴を調べておきましょう。相談だけでも費用が発生する場合もありますが、中には無料相談に応じてくれるところもあります。
無料の場合は、相談時間は短くなりますが気軽に相談できるのはメリットです。自治体などで行われている無料相談会なども上手に活用していきましょう。
各分野の専門家に相談してみよう
不動産の相続では、事前知識のないまま手続きや売却を進めてトラブルになるケースも少なくありません。スムーズに不動産を相続するなら、弁護士や税理士など専門家のアドバイスも活用してみましょう。
この場合も、相続問題に強い事務所であることが選ぶポイントです。まずは、無料相談などを利用して、信頼できる相手であるかどうかを見極めていくことがおすすめです。